これまで、初心者におすすめのシングルモルトウイスキーなどについて紹介してきました。ここではウイスキー初心者向けのウイスキーの試し方を紹介したいと思います。私自身、ウイスキーを飲み始めて10年以上たってから知った方法もあるので、初心者の方だけではなくこれまで長くウイスキーを飲んできた人にとっても楽しんでいただけると幸いです。
ウイスキーをこれから飲み始める方やまだ飲み始めたばかりの方は、気になるウイスキーを見つけてもボトルでの購入をためらうことも多いでしょう。一本のウイスキーを長く飲むのではなく始めは色々な種類のウイスキーを飲んでみたい、購入して自分の好みの味と違い飲み切れなかったら困る、ボトルでの購入は金額が高く手を出しにくいなど、理由はそれぞれだと思います。
そのような状況の中で役に立つ、私がウイスキーを試す方法を紹介したいと思います。
バーで気になるウイスキーを試す
誰でも思いつく方法となりますが、バーで試すというのが最も一般的でしょう。自分が好きなジャンルのウイスキーを取りそろえるバーを見つければ、そのバーの中で気になる銘柄を見つけて試すことができますし、バーテンダーさんに好みを伝えれば飲んだことのないものをお勧めしてもらうこともできます。
メリット
・バーの数は多いため利用しやすい
・バーテンダーさんから新しいボトルの情報が得られたりお勧めを受けることができる
デメリット
・家庭の事情やコロナ禍などで利用しにくいことがある
・他の方法に比べてコストが高い
ウイスキーが試飲できる酒屋を利用する
ウイスキーの有料試飲が可能な酒屋を利用するのもウイスキーを試すには良い方法です。バーに入るのに抵抗がある方でも利用しやすく、多くの場合はボトルに試飲価格が書いてあるのもわかりやすくていい点です。そして価格は圧倒的に安いことが多いです。酒屋ですので試飲して気に入れば当然そのままボトルを購入できます。
参考までに私が行ったことのある中で有料試飲ボトルの多かった店舗をいくつか紹介させていただきます。
リカーズハセガワ本店(オフィシャルサイト)
東京駅八重洲地下街にある酒屋さんです。東京在住の方はもちろん、そうでない方も東京に行った際に立ち寄りやすい立地となっています。店舗の面積は大きくないものの有料試飲可能なウイスキーの種類は多く、オフィシャルボトルだけでなくボトラーズボトルも試飲可能なものが多くそろっています。
リカーマウンテン銀座777(オフィシャルサイト)
東京銀座にある酒屋さんです。熟成年数が長く、ボトルとして購入するには値段が高いボトルも試飲可能なラインナップに含まれていることがあります。ウイスキー福袋などもあり、酒屋さんとしても面白いお店です。
頃末商店(オフィシャルサイト)
神戸三宮にある酒屋さんです。試飲可能なラインナップとして、一通りのオフィシャルボトルとは別にその時々のボトルが置いてあり、ボトラーズやオールドボトルが含まれていることもあります。タイミングが良ければ面白いボトルにも出会えることでしょう。関西在住の方には是非一度お立ち寄りいただきたいお店です。
メリット
・圧倒的にコストが安い
・試飲して気に入ればそのままボトルを購入することができる
デメリット
・ウイスキーの有料試飲を行っている酒屋の数が少ない
・店によっては試飲できるボトルの種類が少ない
ウイスキーの量り売りを利用する
最近ではウイスキーを小分けして販売しているお店もあります。ネットショップと実店舗がありますが、どちらもリーズナブルにウイスキーを試すことができます。また、家でゆっくり試すことができるのもこの方法の利点です。量り売りを利用できる店舗をいくつか紹介させていただきます。
saketry(オフィシャルサイト)
ウイスキーを始めとするお酒を扱っているオンラインショップです。テイスティングボトルという形で20mlのミニボトルのウイスキーを購入可能です。
モルトハウス本町店(現在:カクヤス江坂店)
種類はそこまでは多くありませんが、メニューにボトルの特徴が記載されており、お店の人にアドバイスをもらいながら選択することができます。
*大阪本町駅にあったモルトハウス本町店ですが2019年に江坂に移転しました。
メリット
・家でゆっくりウイスキーを試すことができる
・ネットショップであれば住んでいる場所にかかわらず利用できる
デメリット
・購入できるボトルの種類が少ない
ウイスキーイベントを利用する
コロナ禍になる前は主要都市では定期的にウイスキーのイベントが開催されていました。イベントでは有料/無料の試飲を楽しむことができます。また、イベントによってはセミナーなどもあり、ウイスキーへの興味も高まることでしょう。興味がある方はコロナ禍の状態が明けたら是非イベントを探してみてください。
メリット
・イベントにもよるが数多くのボトルから選ぶことができる
デメリット
・イベント参加費が必要になる
・開催の都市やタイミングが限定的であり人によっては参加しにくい
いかがでしたでしょうか。ウイスキーを飲み始めた頃は私もモルトバーは敷居が高く感じられたり、試し飲みしたいけれどどうしたらいいのかわからないと感じていました。今では上記のように、様々な方法でウイスキーを試すことができます。この記事が皆様がウイスキーの道を進む一歩に役立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント